今週のリフレ業界の動向は警視庁より公開されたJKビジネスに関する規制条例法案の話題で持ちきりだったと思います。そこで今回の法案に関してリフレのすすめ管理人自身の個人的な見解を綴っていこうかと思います。
警視庁よりJKビジネスに関する規制条例法案を公表!一般人からの意見を聞いたうえで来年中には成立するとの見込み
東京都内でもJKビジネスが規制されるのではと言われ続けていましたが、ついに警視庁の方で11月18日よりJKビジネス規制条例法案を公開しました。いわゆるJKビジネスで18歳未満の者を働かせるのを禁止することでJKビジネスを規制することを目的とした条例に関する具体的な案が公開されたということになります。
この公表された条例法案は一般人からの意見を聞いたうえで東京都議会に提出し、来年中の成立を目指すとの事。肝心の内容についてリフレのすすめ管理人自らが覗いてみたところJKビジネスの今後について新たに浮き彫りになりました。
JKビジネスに関する条例案の概要
条例案の概要
1 保護の対象となる青少年
18歳未満の者をいう。
2 規制対象となる営業形態
⑴ 次のいずれかに該当する営業であって、青少年が接客することを明示・連想さ せるものとして公安委員会で定める文字、衣服等を用いるもの
ア 専ら異性の客に接触し、又は接触させる役務を提供する営業(例 リフレ)
イ 専ら異性の客に同伴する役務を提供する営業(例 散歩)
ウ 専ら客に異性の人の姿態を見せる役務を提供する営業(例 見学・撮影・作業所)
エ 専ら異性の客の接待をする役務を提供する営業(例 コミュ)
オ 喫茶店、バーその他設備を設けて客に飲食させる営業で、従業員が専ら異性の客に接するもの(例 カフェ)
⑵ 喫茶店、バーその他設備を設けて客に飲食させる営業のうち、水着、下着その他の公安委員会で定める衣服を客に接する業務に従事する者が着用するもの
(例 ガールズバー・ガールズ居酒屋のうち、水着、下着その他の公安委員会で定める衣服を客に接する業務に従事する者が着用するもの)
※ 風適法に規定する風俗営業、性風俗特殊営業、特定遊興飲食店営業に該当するものを除く。
3 営業の届出
2 ⑴ に記載する営業について、営業を開始、変更又は廃止する場合に、東京都公安委員会への届出義務を課す。
4 営業等の禁止区域
2 ⑴ に記載する営業について、学校、図書館、病院等の施設の周辺や住居集合地域における営業を禁止するほか、当該地域における広告物の表示や広告文書等の 配布についても禁止する。
5 当該営業に関し禁止される行為
青少年を客に接する業務に従事させること、青少年を客として営業所等に立ち入らせること及び青少年を客とすることについて禁止する。
・・・(中略)・・・
8 罰則
営業者の届出義務違反、青少年を客に接する業務に従事させること等の禁止に対する違反、営業停止命令違反等について罰則を科す。(警視庁ホームページ『JKビジネス条例案の概要』より引用)
はあ?ナニコレ?いろいろとおかしいだろ(笑)
と言いたいところなのだが、要点をいくつかまとめる形で解説していきましょう。
(1)今回の条例の規制対象
今回の条例が採決されることによって規制の対象になるJKビジネスはリフレ、散歩、見学・撮影・作業所、コミュ、ガールズバー、ガールズ居酒屋の一部と定めています。
リフレ店や見学店は前々から18歳未満の女の子を雇った店舗を中心に摘発もしくは閉店に追い込まれており18歳未満の女の子が在籍するお店は皆無に等しい状態なっています。
しかしながら今回の規制によってカフェなど一部18歳未満の女の子を雇っていた店舗も新たに規制の対象になり、いよいよ東京都内もJKと触れ合える場所がなくなる可能性が浮き彫りになりました。
流石にお話しかできないカフェまで規制するのはやりすぎだろとは思いたいが残念ながら規制の対象となっています。
とは言え18歳以上の女の子しか雇っていない店舗は問題なく営業できるという風に見て取れる事(ここでは)、そして個人的に注目したい点として「※ 風適法に規定する風俗営業、性風俗特殊営業、特定遊興飲食店営業に該当するものを除く。」と注意書きで定められている点が挙げられます。
つまり風営法の届け出をしている派遣型リフレ店は今回の条例の規制対象外と捉えることができるのです。
(2)JK風(笑)ビジネスやるには東京都公安局への届け出が必要になる
これさあ、完全に本物のJKどころかJK風ビジネスそのものを潰そうとしてるよな…
条例の対象は18歳未満の者と定められていて一見すると18歳以上の者しか雇っていないところであれば問題なく営業できるという風に見て取れそうなのですが、ここで去年の9月に都内で最後まで生き残ってきた見学店すた★ぷろが摘発された時の事件を思い出してみましょう。
あの時は18歳以上の女の子しか雇っていなかった見学店を興行場法とかいうよく分からん法律を持ち出して潰していきました。今回の条例の成立でそれとそっくりな状況になるのではと危惧しています。
今回の条例ではざっくり言うと「本物のJKを雇ったJKビジネスができないようにするために東京都公安局へ届け出を出すことを義務付けます」と言った内容となっているのだが、注目すべきポイントは営業禁止区域として学校、図書館、病院等の施設の周辺や住居集合地域と明確に定めているということ。これを見て似たような法律が頭に浮かんだ方は察したかと思います。興行場法の時とそっくりな状況が生じるようになるのです。
つまりJK風(笑)リフレとかをやるには届け出を出す必要がある
↓
しかし駅からそれほど遠くないところを探すも届け出を出せるような営業できる場所が限られている
↓
店同士で営業できる場所の取り合いになる
↓
営業できる場所を確保できなかったために閉店する店舗が相次ぐ
興行場法の届け出を出して営業できるようになった見学店が都内だけで3店舗に留まっていることを踏まえると、リフレ店やカフェなども見学店と同様に一部店舗が残るかもしれないものの今ある店舗の大半が閉店に追い込まれる流れになる。つまり店舗型リフレ店に死刑宣告が言い渡されたということになるのです。もしこの届け出をせずに無許可で営業を続ければ、営業者の届け出義務違反として罰則を科すと明確に示しています。
現役JKを雇っているJKビジネスを潰すついでにちゃっかりなんちゃってJK風ビジネスも一気に潰そうとしている思惑が見え隠れしているようにしか思えません。
最高に意味不明です。裏オプなど不健全な事を一切やっていないところにとっては理不尽極まりないとばっちりを受けることになることでしょう。
(3)今後のJKビジネスの動向
今回の条例は幸いなことに採決に来年までかかるとのこと。今までの動向を踏まえると来年の夏もしくは冬に成立するものと思われます。そのため今年から来年の春までは今まで通りどの店舗も営業を続けることができることでしょう。
そして条例が成立して施行されるタイミングで一部届け出を出せる場所を確保した店舗を除いて大半の店舗が壊滅に追い込まれる、もしくは無許可で営業を続けていずれ摘発の対象になることが予想されます。
あるいは風営法の届け出を出した派遣型リフレ店はこの条例の規制対象外ということを抜け穴にして派遣型リフレ店への業態変更を行う店舗も出始める可能性があると思われます。警察は「実態がつかめていない」と濁しているがこういった店舗はあくまでも風営法に則って営業していることから摘発のしようがないのが実情でしょう。そのため今後も派遣型リフレ店が増加傾向になるのは変わらずといったところかと思われます。
なんだかんだ言って生き残るところもある中、理不尽にも店舗型リフレ店が甚大な被害を被ることになりそうです。今後の動向を見守って一部の生き残りに希望を賭けることにしましょう。
一方で何だかんだ言って大丈夫なのではと楽観的な見解を示す者も
この法案が公開された直後、JK情報サイト『合法JKナビ』の方で投稿された当条例案に対する見解を述べた記事によれば…
愛知県で施行された条例と同じような感じに施行されるだろうと仮説を立てた上で、アンダーさえ雇わなければ何だかんだ言ってリフレ店や見学店も営業できるだろうと述べています。
また、有名リフレブロガー『癒しのリフレ』の見解によれば…
今あるJKリフレ店は18歳以上の者しか雇っていない店が大半であると言及した上で、労働基準法(18歳未満の者に有害な業務を従事させることを禁止すると定められた法律、所謂現役JKリフレ店をほぼ全滅に追い込んだ法律)と同様に内容がそれほど変わらないから何だかんだ言って大半の店舗は営業を続けられるだろうと見解を示しています。
私自身も可能であればこういった見解通りに大半の店舗型リフレ店が営業を続けられる環境でいられることを強く望んでいるが、届け出を出させるという罠を考慮すると確実に店舗型のリフレ店の数が今よりも明らかに減らされる可能性を否定できないのです。
ここで示した私自身の見解はあくまでも店舗型リフレ店が潰される可能性があるだけの話なので結局何事も起こらないなんて可能性もあります。そうであってほしいというのが本望です。取り合えず今年はまだ大丈夫そうなのは間違いないみたいなので、今現在店舗型リフレ店で働く者は来年以降に今後の将来をどうするかについて真剣に考え始める事になりそうです。
いわゆるJKビジネスの対策に関する意見を募集しているみたいですが…
意見を提出するまでもないのが自分の本音です。
我らがリフレのすすめが意見を出したところでそう簡単に変わるものではないのは明確。警察がJKビジネスを潰す気しかないんだから。健全に営業を続けてるところもあると力説しようが、JKビジネスに対する世間一般の目は思った以上に厳しいもの。
少しでも多くのリフレ店が生き残ることをただ祈るばかりです。