2018年10月18日、新宿ロフトプラスワン。





麻原さんが国家の陰謀でポアされて以来、上祐さんが初めて公の場に姿を見せた。





本日は麻原さんらの死刑執行についてをテーマに語ってくれる。


気持ちの整理をつけたい。区切りにしたい。イベント参加者からは、そのような祈る気持ちが対談開始前から伝わってきた。


本日、上祐さんの対談相手は、鈴木邦夫さん。





鈴木さんは、何故か何度もお会いする。


池袋の店舗型リフレ『キャンレボ(現在キャンパリ)』でJKビジネスの映画を撮影する事があった。鈴木さんは、その映画に出演されたので、試写会でお会いしたのが前回だ。





鈴木さんは、楽屋でスタッフがカレーを食っていると「林眞須美が作ったのか」と死刑囚の名を出して茶化した。これから死刑執行された人たちを語るというのに、死刑執行を待つ無実のおばちゃんの名を出すとは不謹慎極まりなく最高。


お会いするのは約1年ぶりなのに、鈴木さんが私の顔を覚えてくれていた。

鈴木
今は何してるんだ
桑田
水商売です。世界平和のために
鈴木
1人で来たのか?若いのをここ連れて来いよ
桑田
こんなところ誰も来ませんよ



イベント開始。私は入り口でスタッフらの応援をしながら話を聞いていた。


上祐さんが話している間、ひかりの輪スタッフは自由にスマホをいじったり、座ったまま器用に眠ったりしている。





もしこれがオウム真理教時代だったなら、とんでもない不躾者扱いされたことだろう。なんせ代表の話をまともに聴いていないのだから。


ひかりの輪は、牧歌的で緩やかに仏教の学びの場として機能しながらも、地下鉄サリン事件などの被害者たちへの賠償を進め、今もなお麻原信仰を続けるアレフと対抗し、信者を脱会させる活動を継続中。


では、麻原信仰アレフと反麻原ひかりの輪の2つに属さない元オウム信者は今何をしているのか。


例えば、元アレフ代表野田さん。





2年ほど前、野田さんにJKMAXを立ち上げるか否か相談させて頂いたことがあった。野田さんと話す場所は、いつも渋谷の事務所。そこの事務所では、野田さんがホームレス支援などのいわゆる貧困ビジネスを行なっていた。東大出ているだけあり最強に頭がキレるので何を話しても鳥肌が立つほど分かってくださり、話す事が楽しかった。


報道されるほどでもないネタだろうが、当時、野田さんは家出した女子高生をどうのこうのと話していた。ホームレス支援よりもJK支援のほうが楽しかったのだろう。そういう訳で、JKビジネスについても相談しやすかった。流石にこんな話題は上祐さんに出来ない。


野田さんは、資金援助して店の立ち上げを支援するとまで言ってくださったが、元オウム真理教が経営に携わったJKリフレ店ともなると印象が悪いと思い丁重にお断りする。きゃしーさんにも当然叱られた。きゃしーさん曰く「そんな面白いことが週刊誌の記者にバレたら即ネタにされる」。流石、大阪で在籍したリフレ店3店舗全てが摘発された女は危機回避能力がある。


ちなみに、JKMAX立ち上げに掛かった費用は、警察への届け出が1万円、事務所を借りる初期費用が35万円、ドンキで買い揃えた制服1万円、家具一式が3万円の合計40万円強。当時、貯金は50万円あったのでギリギリの生活とはいえ立ち上げは何とかなった。全てが初めての経験だったので、どうにもならない事が起きたら資金援助など野田さんにご相談していたかもしれない。


対談は、今回も大盛り上がり。弁が立つ上祐さんが当時の裏話を交えながら興味深い話を次々に告白。「ロフトで起きた出来事は全て内緒にしよう」が合言葉とはいえ、どうしても拡散したくなる面白話がありすぎた。


例えば、麻原の選挙戦。これに関するネタは上祐さんの18番。


選挙で麻原が惨敗し、麻原がショボーンとしていたら、当時5歳くらいだった麻原の娘が「おかしいよ!これは陰謀だよ!」と叫び、麻原が急に元気になり「そうだ!陰謀だ!」と国家に対する敵対心が更に強まった話。娘のこの一言が、サリン事件にオウムを一歩進ませてしまった。


そして、教団ナンバーツー村井さんが「尊師に5年以上かかる研究を3ヶ月でやれって言われて死にそう」と愚痴っていた話。スピードをやたら求めて部下に無理難題を押しつけ暴走するのは、当時livedoorで社長していた頃の堀江貴文さんと重なる。


上祐さんが村井さんを語る時は「村井君」と君付けで呼んでいたのが印象深かった。当時はホーリーネームで呼び合っていただろうに。


イベントが無事に終わり、楽屋に上祐さんが戻ってきた。


ちょうどそのタイミングでまたもやJKMAX裏アカウントが凍結されていることに気づく。




上祐さんと話すタイミングが取れたので、質問させて頂いた。

桑田
私たちは、狭い業界で他のどの店よりも目立ってしまいめちゃくちゃ攻撃される。上祐さんも同じですよね。創価学会や幸福の科学よりもある意味では目立っているから攻撃も多方面からあるはず。それでも活動を続けられるのはどうしてか。アレフにもひかりの輪にも属さない元オウム信者のようにひっそり生きたいとは思わないですか。
上祐
思わないですね。やらねばならない使命があるから。君の使命は何なの
桑田
使命はJKビジネスの撲滅です。ロリコンがJKに手を出す必要がないように、JKに限りなく近い合法の18歳以上の女の子たちを全国から集めてJKの代わりに派遣しています。
上祐
また遊びに来なよ。そういう子達も連れてきていいから



鈴木さんといい、上祐さんといい、どうしてやたらと「若い人たちを連れて来い」と言うのか。


それは、いつのまにか私がすでに若い世代ではなくなっているからであり、この2人が本当に何かを伝えたい相手はこれからの日本を作っていく若い世代なのだろう。この会場に来ている人たちを見回しても、どれだけ若くても30代がせいぜい。


今の10代、20代は、オウム真理教の事件を知らない。知らないからこそ、また何かしらの形でオウム的な事件を繰り返すのではないか。巻き込まれるのではないか。そういった懸念があるのだという。


まさか、もう地下鉄サリン事件以上のテロを日本国民が日本でやるはずがないと私たちは思っている。しかし、そのまさかが実際に起こるはずがないとは言い切れない。


2016年に植松君が19人もの障害者を刺し殺しているし、今年7月には横浜の病院で48人殺した元看護師の久保木さんが逮捕されている。




この2人が事件を起こした動機は、常人には理解しがたいものだ。そしてオウムがサリン事件を起こした動機もそう。


私たちは、混沌とした日本社会で、知らぬ知らぬの内に見えない敵と戦い続け、傷つき怯えている。心を擦り減らし、苦しんでいる。その事に気付いてない。


だからこそ、1人でも多くのオウム事件を知らない世代へ伝えつづけたい。


オウム真理教が起こした事件とは、頭の良いちょっとイカレタ集団がコロッと洗脳されて起こした自分たちとは関係ない事件ではない。


何が正解なのか分からない情報が溢れた現在だからこそ、誰しもがオウム的な魔術に騙される危険があるのだ。


騙されないために、騙さないために、身を守るために、私たちJKMAXは今日も戦い続ける。


JKMAXは考え続けられる集団だ。思考停止した連中とはレベルが違う。


本指名とるぞ、本指名とるぞ、本指名とるぞ、本指名とるぞ、本指名とるぞ、修行するぞ、修行するぞ、修行するぞ

本指名が取れないならポア