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司会者
お客さんは電話とLINEで応対ですか?

桑田
そうです。店舗型リフレじゃないので、対面して接客はしません

司会者
お客さんと全く会わない状態でどのようにリスクヘッジをされているのですか

桑田
とにかく電話番号通知をお願いする事です。LINEで予約して頂く時もです。電話番号さえ分かればどこの誰か分かるわけですから

司会者
電話番号で顧客管理をされてると

桑田
そうですね。電話番号にお客様の情報を分かるだけ全部書いています。ルール違反をしたり、キャストからNGを出されてしまったらその情報も当然書きますし

司会者
危ないお客さんは情報として残しておくわけですね

桑田
そうです。後は、他店さん同士で危ないお客さんの番号情報は共有し合うこともあります。盗撮をした人とか、何かしらの面倒を起こした人とかは。どれだけ常連だとしても害があるならご案内をするのはリスクなので






司会者
はいはいはい

桑田
他には、レンタルルーム24さんや近隣のよく使わせて頂いているホテルさんと連携して、トラブルを起こしたお客様の顔写真と映像を提供して頂いたりもあります。ホテルのフロントやエントランスに絶対カメラは回ってますから

司会者
業界内での連携はしっかりされてらっしゃるのですね

桑田
もっとしっかりやりたいですけどね。どうしても同じエリアの同業同士だと探り合い、騙し合いになってしまいがちです。

司会者
そうなんですね

桑田
池袋でバリバリに稼働している派遣型リフレって、10店舗くらいなのですけど、連携し合っている所は殆どないです。仲悪い同士も多いですしね

司会者
キャストさんも色んなお店を行ったり来たりってあるわけですよね

桑田
あると思います。そういう人はあんまり信用無いですけど

司会者
桑田さんは基本的に事務所で1人、店番をされているのですよね

桑田
そうです

司会者
年中無休ですか

桑田
はい。男性従業員は1人だけいますので、そのかたに週3くらいで交代して頂いています。休みが無いと疲れちゃうんで

司会者
ずーっと1人で店番していると気分が滅入ってきませんか?

桑田
滅入ってきますよ!だからたまに外の空気吸いに行ったり、非常階段に置いてあるダンベルで遊んだり

司会者
2年間営業されていて、業界の変化は感じる部分ありますか?

桑田
何でしょうね。派遣型リフレって2年前はほぼ無かったのですけど、この2年で店舗数が超増えたので、どんどんまだまだ増えていくのかなっていう印象ですね。派遣型リフレっていう文化が始まってまだ5年も経っていませんので、どう広がっていくか楽しみですね

司会者
これから増えていくと桑田さんはお考えなのですね。JKMAXキャストYさんは「廃れていく業態だからこれからリフレで働こうとしているなら止めておけ」と言っておられましたが

桑田
それ聞いて驚きました。理解できない考えですね。色んな考えがあって良いと思いますが、自分を見つめるよりも周りの子や自分が他人からどう見られているかの方が気になるんだと思います。これ以上自分よりも若い子たちが入って来ないでという気持ちなのか、本気で業界の規模が縮小していると思っているのか。

司会者
どれだけ人気の女の子であったとしても、新人の存在は怖いとどこの業界でも聞きます。いつまでもこの業界に居るわけではないでしょうけど、自分が居るうちは誰も入って来ないで欲しいという気持ちもあるのだと思いますよ

桑田
その考えこそ間違ってますよね。人気キャストが居るからこそ店が注目されて、そこに在籍しているキャストも見て貰う機会、会って頂く機会が増えます。ひろすえさんが居なくなったとしたらひろすえさんのお客様が自分に流れてくるかもって考えてるのでしょうか。自分にお客様が回ってくるのは、今までJKMAXで接客してくれたキャストであったり今居るキャストのお陰ですよ。もっと言えば、出勤が多い日は自分にお客さんが回ってこないから出勤を止めるとか休むって考えもおかしいですよね。これだけ沢山の出勤があればお客様が多いから私も頑張ろう!って普通はなりません?

司会者
うーん難しい所かもしれませんね。実際、出勤が多い日に暇な思いをしてしまった女の子は、出勤を躊躇するかもしれませんし

桑田
リフレは個人プレーじゃなくてチームプレーです。ひろすえさんやてんしちゃんのお陰で店が注目して貰っている状態なら、今がチャンスだと自己アピールをすればいいんです。ここまで知名度がある店、リフレに来る人なら全員が知っている店で指名が取れない本指名が取れないなら人間的に問題がありますよ。店が推している推してない以前の問題です。MAXに来てくれるお客様は店が何を言おうが良い子を指名しますし良くない子は指名しません。だからどんな新人が入って来ようが自分は自分だから何も気にする必要がない。新人に自分のお客様が流れるんじゃないかっていう心配はする必要ない。さくらちゃんに勝てる新人なんて日本中探しても見つけられないです






司会者
桑田さんの話を聞いていると、まだまだ派遣型リフレ、リフレは、衰退せずに増えていくのだなと感じますね

桑田
当然です。絶対増えますよ。まだ認知度が低いからこそ、これからまだまだお客様もキャストさんも増えます。一般の人に、派遣型リフレって分かりますか?って聞いても、何のことかどんなサービスなのかまず分からないはずです。新井浩文さんの事件がありましたが、





派遣型リフレは派遣と言ってもお客さんの自宅に行くサービスではないですし

司会者
なるほど。確かにそうですね。一般のかたに派遣型リフレは何かを聞いても良く分からないでしょうね

桑田
私も上手く説明できないです。

司会者
リフレってそこがネックでもあり魅力でもあると思うんですよね。お客様へも説明しづらいじゃないですか

桑田
めっちゃメンドクサイんですよね。こんなん言っちゃ駄目なんですけど

司会者
(笑)

桑田
リフレは、お客様と女の子の2人でサービスを決めて共同作業で楽しみ合って頂く疑似恋愛ゲームなので、店がこういうものですよとリフレを定義することは難しいです・・・のように説明します。実際に遊んでみてください!と投げやり気味になってしまうことがあるので、そこは反省点というか課題ですね。いかにリフレの魅力をリフレをまだ経験した事のないお客様へ伝えるかが

司会者
確かに難しいですね。変に説明しすぎてもですし

桑田
どう(リフレを)説明されてますか?

司会者
自分ですか…。自分は、風俗と援助交際を足して2で割ったようなものとザックリ説明しています(笑)リフレで初めてバイトする女の子には、どのようにリフレを説明しているのですか

桑田
自分なりにリフレをイメージしてきたり調べてきたり既に働いている友達から聞いてきている人が大半なので、自分なりの世界観を・・・人生を表現する場と伝えています。いまいちピンとこないでしょうけど

司会者
まぁそうでしょうね(笑)

桑田
リフレって女の子によってサービスが全く違うんですよ。10人居たら10通りのリフレがありますので。だからどうしてこう違ってくるかというと、リフレを通じてその子の18歳だったら18年の人生全てが色濃く出るわけです。お客様の部屋に入って来た時の第一声だったり、コートを脱ぐまでの数十秒、鞄をどこに置くか、靴をどう脱ぐか、一挙手一投足が疑似恋愛ゲームのオープニングムービー。このゲームにはどこまで真剣に取り組むべきかをお客様が判断するこの1分足らずの時間で、リフレは勝敗が決まります

司会者
開始1分でお互いの力量を確かめ合うのがリフレですか

桑田
そうです。JKMAXの看板メニューは、30分ごとに女の子が入れ替わる回転コースなのですけど、勝負にならない相手は30分も時間要らないです。10分もあれば、おめぇじゃ勝負にならねぇ!って孫悟空の声で言いたくなります。相性もあるから一概には言えないのですが、どれだけファイトの機会があってもお客様から再戦を申し込まれない相手は戦力外です。ワクワクさせてくれないなら居る価値無し

司会者
どんな女の子ならお客様をワクワクさせていますか?

桑田
その人そのもので決まりますからね。具体的な特徴を言うなら、お客様の要望や気持ちを瞬時に理解できてそれに沿った行動が自然と出来るエッチで可愛い女の子。どんなお客様も自分の気持ちを理解して欲しいと思って来ているわけですから。その心を無視して寄り添えないなら意味ないし、寄り添おうとしたとしても、その子自身の人間的魅力が無いなら不快でしかない。つまり結局は、人間性という答えになってしまいます。

司会者
人間的魅力が無い人に寄り添われても不快というのは面白いですね

桑田
そりゃ不快ですよ。全然相性が合わない女の子に「趣味とかありますか?」「休みの日は何してますか?」って大して関心もない癖に質問されたら死ねって思うじゃないですか。頑張って心に寄り添おうとしてくれているんだろうな、というのは伝わりますけど、心に響かないんだから一刻も早く目の前から消えて欲しい。こっちは高いお金払って貴重な時間を使ってるわけですから、人間的魅力が無いリフレ嬢と過ごす時間は要らないんです

司会者
なるほど。人間的魅力ある女の子をどう育てていくかが各リフレ店の課題となりそうですね

桑田
育てたいですが、人間的魅力は一朝一夕で身につくものではないです。女の子は面接に来た時点で売れるか売れないかすぐ分かります。エースと4番は育てられないと野村克也監督が言っていましたけど、リフレでも正にそれが言えます。

司会者
もう、即戦力のみが生き残っていくというのがリフレの世界ですか

桑田
そうなりますよ。JKが使えた時代は、JKというブランドさえあれば変な子でも稼ぐことが出来ました。でも今はJKブランドが使えないわけですから。JKブランドを超えるセルフブランドがある女の子だけが高いコース料金を払って会う価値あるし、オプション代払う価値あります。

司会者
なるほど。JKリフレがJKリフレだった頃は、JKだから許されていた部分も沢山あったわけですね

桑田
そうです。JKブランドは人間性がどうのこうのなんて凌駕する最強の肩書。3年間限定ですが。「だってJKだし」で全てが許されて全てを愛して貰えます





司会者
女子高生という肩書を失った今のリフレ嬢たちは、ただ可愛いだけじゃ生き残れない過酷な時代を生きているのでしょうね

桑田
大変ですよ。リフレは今ある自分自身そのもので勝負です。絶対に誤魔化しがきかない。風俗やキャバクラは誤魔化しがききますが。るあちゃんくらい完璧に嘘ついたとしても、何故か人間性がお客様にはバレてる。リフレは、テクニックやノウハウをどれだけ店側が教えたところでお客様にとって魅力ある女の子という土台が出来てない女の子には無駄なんですよね。その子の人間性が、何もないレンタルルームやホテルの空間で出ちゃいますので、その人間性がお客様にとって好感持てるものであれば、リピートしてくれるわけです。逆にそれがつまらないと思ったら、リピート取れません

司会者
リピート取れない子は、どうするのでしょうか

桑田
もう・・・今まで生きてきた人生が魅力ないわけですから、安直に裏オプションという性的サービスに頼ってその他大勢に成り下がって勝負することになるのでしょうけれど、そういう子っていくらでも代わりが居るんですよね。どこの店にも腐るほど居ますから需要が低い、それこそ量産型リフレ嬢

司会者
リフレとは人間性のサービス。マジックワード的ですね。風俗の歴史を見ていても、本番行為が横行して滅びる・・・という面があるのですが、リフレは大丈夫ですか?

桑田
アンダーの侵入が恐ろしいランキング第1位なら、本番行為の横行が恐ろしい第2位ですね。とにかくキャストとお客様に絶対禁止ですとルールを守って頂けるように徹底するしかないです。派遣型リフレの文化として業界全体でそれが成り立つのが現状だとすれば、キャスト全員入れ替えてでもそれを無くす時期に入っています

司会者
そのためには、何が必要なのでしょうか

桑田
ルールはルールとして絶対禁止なことは大前提で、さっき言った人間性で勝負して欲しいですね。JKMAXは人間性で勝負できる女の子だけ残そうというコンセプトでやっています。オプションという性的サービスに頼らなくても、お話だったりイチャイチャラブラブするだけで、楽しむというのがリフレ本来の文化だったわけですから、原点に返るわけではないですけども、リフレの文化は守りたいなというのがあります。リフレの原点を守り続ける事が、リフレ文化が滅びず継続させる方法です





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